インドア女の備忘録

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実写版『アラジン』を好きになれなかった理由

 

先日、実写版『アラジン』を見てきました~。

 

 

 

ネタバレがあるので、気にする方は注意!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実写版『アラジン』を好きになれなかった理由

監督がガイ・リッチーに決まったとき、『アラジン』にガイ・リッチー??と思いました。ガイ・リッチーは好きな監督だけど、『アラジン』には合わないんじゃ?ってのが、正直な感想。

 

観た感想としては、1本の映画としては好きだけど、『アラジン』の実写版としては好きになれない。好きになれたかった理由が何かというと、見たかったのに見れなかったものが多すぎる事。それを挙げていきます。

 

イアーゴが普通のオウムになってた

ジャファーのペットで、オリジナル版ではとにかくベラベラと喋るオウムです。ジーニーに負けず劣らず喋るキャラですが、実写版では普通の片言で喋るオウムになってるんですよね。国王サルタンにカビのあるクラッカーを与えられ続け(国王は善意でやってるだけですがw)、最後にはやり返したり、ジャファーがダメだと分かったら逃げ出そうとしたりして、調子のいい奴なのに、それが見られなかった。。。オリジナル版の続編『ジャファーの逆襲』では、もう一人の主人公にもなっているキャラクターだけに残念。

 

ジャスミンの悩み

オリジナル版でのジャスミンの悩みの種は、自由がないこと。超箱入り娘のように育てられ、国王から結婚を急かされている王女。友達と呼べるのは虎のラジャーだけ。実写版では、国王になるため勉強をしてきたものの、法律だからと女は国王にはなれないと一蹴りされ悩んでいる。別にいいと思うけどね??

 

ホール・ニュー・ワールド』は、自由になりたかったジャスミンが、アラジンに連れられ世界を見せてもらった喜びと、惚れるきっかけになる歌だけど、実写版だとそれが弱くなっちゃう気がするんだよなぁ。世界を見たい、自由になりたいという思いより国王になりたいという思いの方が強かったかな。ジャスミンのキャラクターというより、キャラクターが違うために、『ホール・ニュー・ワールド』が違く見えてきたのが残念だったという感じ。

 

ジャファーの大蛇化がなかった

オリジナル版では、最後に大蛇化したジャファーとアラジン達が戦いますが、実写版にはなかったんですよね~。まさか、これがないとは。ジャファーは蛇にならないと!!というか、ジャファーもキャラクター的に弱くなってたかな。ジャスミンに結婚を迫るというストーリのために、若くしたみたいだけど、地下牢の老人になったり、歌うジャファーも見たかったな。オリジナル吹き替え版は宝田明さんですからね。悪役なのに、カッコよすぎました。

 

国王サルタンがポンコツじゃない

オリジナル版の国王サルタンと言えば、お人好しで楽天家で、一国の統治者としては頼りない爺さんです。正直、この国王だと、ジャファーがいないと、アグラバーってやばいんじゃないかと思えるくらいポンコツ。それに反して、実写版では、同盟国との戦争を避けようとしたりして、ちゃんと国政を行っている人物。それでも、ジャファーの正体は見抜けないわけですが。サルタンとイアーゴの関係は見てて面白いので、これも実写版で見たかった。『アリ王子のお通り』のあと、宮殿にやってきたアラジンに魔法の絨毯に乗せてもらいはしゃぐ姿とか見たかったな~。

 

 

アブーや魔法の絨毯はオリジナル版に負けず可愛かったし、実写版オリジナルのジャスミンの侍女もいいキャラしてたので、好きなところも多いです。

 

オリジナル版は、ディズニー作品で一番好きなので、そもそもの期待値が高かった事と、『美女と野獣』はオリジナル版をそのまま実写化してたので、同じようなものを期待してたので、今作は好きになれなかったかな。やっぱ、『アラジン』にガイ・リッチーではなかったと思う(笑) ガイ・リッチーのディズニー実写化なら、『ヘラクレス』とか見たかったわ。

 

ディズニー実写化の次回作は、『ライオン・キング』ですね。実写版『ジャングル・ブック』のジョン・ファブローが監督なので、変なことにはならないと思います。オリジナル版通りなら、人間は全く出てこないはずなので、”実写化”の定義がよく分かりませんが(笑) 音楽は、オリジナル版と同じハンス・ジマーが担当してるので、期待大です!吹き替え版は誰が担当するのかも、楽しみです。